それでも

完全自己満足のCH二次創作ブログです。 想いのままに書き散らかしています。

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だから君のとなりで

「あなたがいないだけで」の続きです。





















いつもより傷のついた愛車から出て、ガレージの匂いを肺に入れる。

たった数日のことなのにずいぶん久しぶりに感じるのは、

となりにあるはずの温度が感じられなかったからか。















だから君のとなりで














(すっかり遅くなっちまった)





小さく息を吐くと、ドアノブを静かに回した。




ひっそりと静まりかえる廊下に、いつもの笑顔はない。
それもそうだ。
今は朝の4時。

いくらなんでも起きていないだろう。




今回の仕事は冴子がパートナーだった。

いち早く察知した香は、自分から身を引いた。その方が何かと都合がいいだろうと。






本当はもっと早く帰ってくるつもりだった。

「冴子にこき使われた」なんてグチをこぼしながら、風呂に入って、一緒に飯を食いながら香のおしゃべりを聞くつもりだった。




・・・つーか、それが楽しみだったのに。






なかなか尻尾を出さない敵さんに、だんだんしびれを切らしたのは、

警察でもなく、

冴子でもなく、


俺だった。








部屋のドアを開けると、小さな寝息が聞こえてきた。


想いが通じて、一緒の寝室に寝るようになって、






(初めてのクリスマスだったのにな)







わずかに残った涙のあとに触れる。


こいつのことだ。
いろいろ準備して、昨日も遅くまで俺を待っていたに違いない。




そっとベッドに潜り込み、香を抱く腕に力を込める。

ほのかに香るシャンプーの匂いを、肺いっぱいに入れる。

キスもない、セックスもない。
ただそばにいるだけなのに、甘いしびれが全身を伝わってくる。
くすぐったいようで、しかしそれはとても心地がいい。







(早く起きろよ)










となりの体温を感じながら、祈るように目を閉じた。



















そしてカオリンが目覚めて、リョウちんにおいしく頂かれるという、
お決まりのパターン。




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- 1 Comments

morimaki  

この文字数で、ここまで表現できるなんて、
すご過ぎます!
来年も応援しておりま~す!

2011/12/30 (Fri) 01:55 | EDIT | REPLY |   

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