それでも

完全自己満足のCH二次創作ブログです。 想いのままに書き散らかしています。

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あなたがいないだけで


「あ、」





ふと見上げた瞬間、目に映った時計。

その針は日付の変更を指していた。




(終わっちゃった)




ひざを抱え直して、ぬるくなったコーヒーを手のひらで包む。


(クリスマス、終わっちゃった)



いつもは来ない依頼が、こうもタイミングよく来るものなのか。
23日に舞い込んできたそれに、リョウだけがかり出された。

危険という理由ではなく、ただ単に今回の仕事にあたしは必要なかった。
リョウのパートナー役には冴子さんがいたから。



分かってる。


これは仕方のないこと。

リョウは仕事を受けただけで、冴子さんもまた仕事なだけ。
二人の間に、あたしが心配するようなことは一切ない。

分かってはいるけど。



(・・・・・初めてのクリスマスだったのに)



いつまでも割り切れない自分がいる。

もしかしたら早く終わるかもしれないと、用意した料理やケーキも
すっかりムダになってしまった。

せめて今日中に、という淡い期待さえも、つきさっき跡形もなく砕けた。



想いが通じて初めてのクリスマスだったのに。

これまでとは明らかに違う二人なのに、過ごし方は今までと変わらない。



グイっ



グイっ



思わず滲んでしまった涙を、

何度もぬぐうけど。





「ぅっ・・・ぅ・・・」









あなたがいないだけで







(早く帰ってきて)
















続きます(たぶん)



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