それでも

完全自己満足のCH二次創作ブログです。 想いのままに書き散らかしています。

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だから俺は

「だからあたしは目を閉じる」のリョウ視点です。
















今じゃない「今」なんて想像したくもない。






だから







想いが通じたら、もっと甘い生活になると思っていた。
これまでの関係がそれを阻むことは予想できたが、そんなの、時間で解決できると思っていた。もちろん、そうするつもりでいた。
しかし実際時が経ってみると、思いの外描いていた状況とは遠いところにいる自分がいた。予想外というか、そんな状況に気づいたのが遅かったというか。
ともかく、俺は香とイチャイチャしたいんだ。できることなら1日中、ずっと。



夕食後、いつものようにコーヒーをいれてきた香をソファに寝そべりながら盗み見する。
ちょっと表情に覇気がない。たぶん、ここ何日か。
飲みに行かない俺に嫌味の一つでも、という気もないらしい。調子が狂う。
にぎやかな音を発するテレビをよそに、香の目はそれを映してはいない。
何を考えている?
今まで散々放っておけと言ってきた身としては少々身勝手だが、香が自分を見ていないと不安になる。子どもかっつーの。






「香」





不安を隠しながらそっと名前を呼ぶ。
わずかに眉をハの字に寄せ、俺の腕に引き寄せられるまま身体を預けてくる。


なんでそんな顔をする?
泣きそうな、笑うのに失敗したような、そんな顔。
それを見る度に、俺の心臓は鷲づかみされたみたいに音を立てて軋む。
たまに苦しくて息ができなくなる。



知ってるか?
名前を呼ぶだけで満たされるのって、おまえだけなんだぜ。
甘い響きが一瞬で俺のつま先から腰に走るんだぜ。



もっと甘えてほしい。
もっと身も心も寄りかかって、俺に依存してほしい。
あなたがいないとだめなのってどこかの安っぽいドラマの台詞みたいなことも、おまえが言うなら全力で叶えたい。
こんなふうに思えるのは、きっと最初で最後。
おまえだけなんだ。


香だけなんだよ。



そう言ったらおまえはどんな顔をするかな。
泣くかな。笑うかな。それとも、信じないかな。
うん、何となく最後のが有力だな。それくらい、俺は信用がないだろうから。



だから残りの人生かけて証明してやるよ。






逃がしてやるつもりなんて、さらさらない。














好きすぎてお互い不安になっているといい。


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- 2 Comments

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2013/01/26 (Sat) 14:36 | EDIT | REPLY |   
tokososuke">

tokososuke  

こちらのコメントには別途お礼いたしました。

2013/01/27 (Sun) 21:39 | EDIT | tokososukeさん">REPLY |   

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