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それでも

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その言葉が聴きたくて(4)
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その言葉が聴きたくて(4)

 「・・・悪かった」 俯いたままの香の頬はきっと濡れているだろう。その原因を作ったのはもちろん紛れもなく俺。(・・・もう少し我慢できると思ったんだがな・・・)小さく息を吐くと、もう一度謝罪の言葉を紡ぐ。「・・・言い過ぎた」「・・・もういい。分かったから腕、離して」香としては、早くこの状況から抜け出したかった。似合っていないと言われたことも、そんなことにいちいち反応して泣いていることも、どちらも情けなかったし、そ...

その言葉が聴きたくて(3)
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その言葉が聴きたくて(3)

うわーーん!ごめんなさい!ずっっっと放置していたお話の続きです。そしてまだ終わらないという・・・。ちょっとページをさかのぼって(1)と(2)を読んでから見て頂けると助かります。「…冴羽さん」美樹ちゃんの遠慮がちな声で我にかえる。「はは、さすが男女。素手でもハンパじゃねー」大げさに頬をさすりながら正面を向く。「さっきの話、本当なの?」「あ?・・・あぁ、ホント」ぬるくなったコーヒーを口に含む。「今の口ぶり...

その言葉が聴きたくて(2)
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その言葉が聴きたくて(2)

お待たせしてすみませんでした!続きです。「それ、最近つけてるのね。お気に入り?」うかつだった。続けて会う機会なんて滅多にないっていうのに、今回に限って2回ともつけていってしまった。さすがデザイナー。目聡い。「うん…、まぁ」曖昧な返事をしたものの、友人の目はあたしの首から離れない。「冴羽さんから?」「ぶっっ」飲みかけのコーヒーにむせる。「なっ、なん…でっ」「だって香がアクセサリーつけてるってだけでめず...

その言葉が聴きたくて
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その言葉が聴きたくて

よ、よかったー。カオリンの誕生日には間に合った!「こ、これっ、受け取ってください!」そう言って手渡されたものは、赤いリボンのついた小さな箱。その言葉が聴きたくて「え・・・っと・・・」見覚えのない男に香は困惑する。しかも自分よりかなり若い。「今月が誕生日だと伺ったものですからっ・・」どこで知ったんだ、という突っ込みが一瞬頭をよぎったが、それはすぐに吹きとんだ。顔を上げた目の前の男、いや・・・男の子と...

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